渡邊亜希さん
美容室IVY スタイリスト兼メイキャッパー
愛知県清州市出身、岐阜県岐阜市在住。
IVYさんは、岐阜市の美容室です。とてもセンスのある店内やBGMに、個人店ならではの温かく居心地のよい雰囲気で、初めての方もリピーターも行きやすいお店です。私は2006年からサロンに通っているのですが、その間渡邊さんご自身も紆余曲折があり、今どういう心境でお仕事されているのかなど色々聴いてみたいことがいっぱいで、是非インタビューさせて頂きたいなと思い、お願いしました。
岐阜は美容室の激戦区！
岐阜って実は美容室の激戦区なんですよね。サムソンさんも岐阜から有名になったし。それでも、岐阜の方はお人柄が優しい方が多いなと思い、合う感じがしたんですよね。
美容師は｢2番目に｣なりたい仕事だった！？
最初音楽をやりたくて東京に行きたかったんですよね。お金もかかるし食べていけるか分からないしで親が大反対して、もう1回よく考えなさいと言われて(笑) じゃあ好きなことで2番目だったら美容師だと思って。
IVYさんで大事にされていることは何ですか?
お客さんに対してはできるだけ要望に応えられるようにしたいですね。いい悪い、メリットデメリットもハッキリお伝えしようと思います。信頼関係が大事ですよね。カラ―剤とかお薬もやはりいいものを使いたいですね。私、あまり美容師っぽくないかもしれないんですよね(笑) お客さん側に近いというか、お客さん目線で考えちゃう。やはりいいものを使ってあげたいと思うんですよね。ダメージを極力抑えるもので。そしてお客さんの(来て下さる)年数が長いんで、そこら辺に合わせてものを常に仕入れて選んでいますね。自分たちも実験台になってやってみるとか、薬剤はかなりこだわっていると思います。美容商品も、個人店でこんなに置いている店は他にあまりないと思います。
お客様目線とクリエイティビティは両立できる！
サロンお客様用とアートヘアメイクと両方やっています。どっちかに偏っても面白くないですしね。サロンスタイルとクリエイティブは違いますし。
お仕事していてこれが大変だなぁとか困難に感じることは何ですか？
年齢的なこともあって体力とか(笑) 疲れやすくはなっていますね。あとはスタッフが辞めたりすることかな。そういうのが困難だった時もありますね。今の方はすごく優れている方なのでいいんですけど。親子みたいな感じですよね。一緒にいる時間も長いですし、各々価値観も持っていますし。スタッフのいいところを見つけてあげようと思いますね。あまり注意しすぎると萎縮しちゃうじゃないですか、どちらかというと自由に育てていると思いますね。あとこのお仕事好きなのであまりないんですが、年齢と共に興味の対象が変わってくるので意識して若い感性とか拾わないといけないところはありますね。そこはだんだん意識しないとと気にはなってきましたね。嫌いじゃないし、トレンドは好きなので、チェックするのは苦にならないんですけどね。
後編へ続く
