加来薦子(かくのぶこ)さん
株式会社ハウスオブローゼ シニアマネージャー
熊本県八代市出身。岐阜県羽島市在住。
ハウスオブローゼさんは日本初の自然派化粧品を扱われている会社です。百貨店さんなど日本中に沢山店舗がありますよね。加来さんはそちらのマネージャー、今回彼女のお仕事史や仕事観を聞けるということで、インタビュー当日も本当に楽しみに伺いました。
「たまたま」入った会社で気づけば26年!スタッフ~店長時代
実は私は化粧品には全く興味がなくて雑貨を扱っていると思って入った会社だったんですよ。それで3日くらいで辞めようと思っていたんですけど辞めそびれて、3ヶ月位は続けてみようという気持ちで気づけば26年(笑) 一緒に働く店長やスタッフ、同期の仲間達がいい人だったんですね。その後4年目位に店長になり、毎月の売上目標を達成する意識が明らかにスタッフの時と変わりました。売上目標は1年間は達成しませんでした。12ヶ月目の時に、これで達成できなかったら仕事を辞めようと臨んだら達成できた!今まで必死にやっていなかった自分に気づいていた。最後1ヶ月くらいやってみよう、それでダメだったらまぁダメだくらいでチャレンジ。売上目標を達成して、すぐにマネージャーになっちゃったんですよ。私は店長でいる期間が短いと思います。
マネージャー歴22年!マネージャーとしての仕事
店長が19人いて、1人のマネージャーがだいたい5,6店舗を見る。私は店長経験が浅いので、私の経験は店長達にはあまり話さず、スタッフ達とのコミュニケーションの取り方とか、必死になることでスタッフが背中を見て協力をしてくれるとか、そういうことを伝えてきた。マネージャーはスタッフが接客しているのを見て後からアドバイスします。お店のディスプレイを変えたりも。悩み相談もあるので、喫茶店でスタッフと面談したり。売上を作らないといけない日は自分自身も販売している。中部地区というククリでも、中部と北陸はまず気温差もあるので、名古屋よりも売れる商品時期が遅れる。お客様の感じも名古屋と北陸では違うので、接客の方法も違う。実際接客を通して気づいたことですね。
日々頭を悩ませていることはどんなことですか?
急な欠員が出たりとかシフトがまわるかどうかが一番気がかり。日々色々判断するために1人1人のスタッフと少しの間でも話す。そうすると何となくその人の仕事の大事なところが分かるので、そこを意識して話したり、気にかけています。スタッフは皆んなとても協力的です。
「スタッフがうちの会社の主役!」と社長が語る会社とは?
うちの会社のトップはスタッフの意見をちゃんと聞いてくれます。スタッフからの意見を上に言うと、「ありがとう」と言って聞いてくれるんですよ。初代の社長が仰っていたのが、「自分達は何も偉くない。一番うちの会社を支えてくれているのはスタッフ」。売上が上がったらスタッフに還元してくれる。「スタッフがいるからうちの会社は伸びていける」と、ずっと私達はそれを聞いてきた。二代目の社長もそれを引き継いでいる。「スタッフがうちの会社の主役」。
後編へ続く