Q.期日のある仕事を中々進められないスタッフがいますが、どのように声をかけたら効果的でしょうか?
A.こういうお声は今までコーチングセッションや研修講座など色々なところでお聞きしています。多くのリーダーが抱えている悩みですよね。
このような課題に対して、皆さんまず相手に対して投げかけ方をどう変えようかとか、そちらを考えられる方が多いと思いますが、私はまずあなた自身の普段の態度を見直されることをご提案します。
その方と、普段から良好な関係が築けているでしょうか?
指示するような時だけではなく、普段コミュニケーションをとっているでしょうか?
これらの質問を同僚のリーダー達に尋ねてみてもいいかもしれません。
自分では「コミュニケーションとれている!」と思っていても、他の方から見るとそうではない場合は往々にしてあります。自己認識の違いですね。
コミュニケーションは質も量も両方とも大事です。
どちらとも満たされていますか?
耳の痛いようなことなどは、相手と関係性が構築できていてこそ、初めて話に耳を傾けようとするでしょう。
そしてあなた自身が上司や周りの人の意見に耳を傾けているでしょうか?
このような場合、実はご自分も他の方に対して似たようなことをしていたりします。(ご自分が気づいていないだけで…)
目の前の結果が何かうまくいかない!となっている時、相手をどうしようか考える前に、最初に自分を省みることをお薦めします。
その後、アサーティブなコミュニケーションを試めされるといいでしょう。
ご自分が伝えたいことは簡潔明瞭になっていますか?
相手に伝わらない時、ご自分が伝えている内容が不明瞭な場合があります。
話が長すぎるとか、結論が分かりにくいとか、感情的になって話の内容よりもそちらが気になってしまうとか。
伝えるタイミングも大事ですね。
相手が話が聞ける状態とはいつなのか?
相手をよく観察しましょう。
これらを1つずつ試してみられることをご提案します。
最初に書いたように多くのリーダーがこの悩みを抱えており、今まで色々と試行錯誤されてこられたと思います。具体的にこの言葉を言うといい!とかは、各々人によって違います。
自分を省みること、普段から関係を築くこと、伝えたいことを明確にすること、相手を観察することをやってみましょう。