夏本番になる前なのに、なんとなく体が重い。
朝起きてもすっきりしない。
夕方になると、どっと疲れが出る。
まだ本格的な夏ではないのに、もうだるい。
そんなふうに感じることはありませんか。
この時期のだるさは、気合いが足りないからでも、年齢のせいだけでもありません。
暑さ、湿気、冷房、睡眠の質、食事、予定の詰まり方。
そうした小さな負担が重なって、体が早めにサインを出していることがあります。
今回は、夏バテになる前にだるさが出る理由と、朝と夜に整えたいことをQ&A形式でお伝えします。
Q. 夏バテになる前に、だるさが出るのはなぜですか?
夏バテというと、真夏の強い暑さで体力が落ちるイメージがあるかもしれません。
でも実際には、夏本番の前から体は少しずつ影響を受けています。
たとえば、こんなことはありませんか。
- 湿気が多く、体が重く感じる
- 朝からすでに暑く、動き出しにくい
- 冷房で体が冷える
- 寝苦しくて、眠りが浅くなる
- 冷たい飲み物や軽い食事が増える
- 予定はいつも通りなのに、回復が追いつかない
ひとつひとつは小さなことです。
けれど、40代後半から50代にかけては、体の回復力やホルモンバランスの変化も重なりやすい時期です。
以前なら少し休めば戻っていた疲れが、戻りにくく感じることもあります。
だからこそ、この時期のだるさは「怠けている」のではなく、体が早めに知らせてくれているサインとして見ていきたいところです。
Q. まず何を整えるとよいですか?
夏前のだるさを感じるときは、いきなり元気になろうとしなくても大丈夫です。
まず整えたいのは、朝と夜の過ごし方です。
日中の頑張りを増やすより、朝に体をゆっくり起こし、夜にきちんと休みに向かう流れをつくること。
この土台が整うと、体の重さが少しずつ変わっていくことがあります。
特に意識したいのは、次の2つです。
- 朝は、体に「今日が始まる」と伝えること
- 夜は、体に「もう休んでいい」と伝えること
とても基本的なことですが、だるさがあるときほど、この基本に戻ることが助けになります。
Q. 朝は何を整えるとよいですか?

朝は、体を急に動かそうとするより、少しずつ目覚めさせることが大切です。
起きてすぐにスマホを見たり、頭の中で今日の予定を一気に考えたりすると、体より先に頭が働きすぎてしまうことがあります。
まずは、朝の刺激をやさしく整えてみましょう。
たとえば、こんなことです。
- カーテンを開けて光を入れる
- 白湯や常温の飲み物をとる
- 朝食の時間をなるべく一定にする
- いきなり冷たいものをとりすぎない
- 今日やることを詰め込みすぎない
- 朝から急いで決断しすぎない
朝のだるさがあるときは、「ちゃんと動かなきゃ」と思うほど、体がついてこないことがあります。
そんなときは、朝一番に自分を追い立てるより、体が日常に戻るための小さな合図を送ってあげる。
それだけでも、1日の始まり方が少し変わるかもしれません。
Q. 夜は何を整えるとよいですか?
夜は、翌日のだるさを減らすための大切な時間です。
ただし、夜に頑張って何かを整えようとしすぎると、かえって休まりにくくなることもあります。
大切なのは、夜に刺激を少し減らすことです。
たとえば、こんなことです。
- 寝る前のスマホや動画を控えめにする
- 照明を少し落とす
- 冷房で冷えすぎないようにする
- 夕食を重くしすぎない
- 入浴や足湯などで体をゆるめる
- 明日のことを考えすぎる前に休む
夜は、反省会をする時間ではありません。
「今日もあまり動けなかった」
「もっとできたはずなのに」
「このままで大丈夫かな」
そんなふうに考え始めると、体は休む準備に入りにくくなります。
だるさがある時期ほど、夜は自分を責める時間ではなく、体を静かに戻す時間にしていきたいですね。
Q. だるさが続くとき、気持ちの問題として考えない方がいいですか?
だるさが続くと、つい「私の気持ちが弱いのかな」「やる気がないだけかな」と考えてしまうことがあります。
でも、体のだるさは性格の問題ではありません。
生活リズム、食事、睡眠、冷え、予定の入れ方、人との距離感、頑張り方。
いくつかの要素が重なって起きていることがあります。
だからこそ、ただ気合いで乗り切ろうとするより、何が負担になっているのかを整理していくことが大切です。
エトワールのセッションでは、こうしたテーマを扱うとき、まず「今の不調をつくっている要素」を一緒に整理するところから始めています。
睡眠や食事だけを見るのではなく、仕事の量、家庭での役割、人との関わり方、言葉にできていない我慢なども含めて見ていきます。
知識として「朝は光を浴びるといい」「夜はスマホを控えるといい」と知っていても、実際の生活の中でできる形になっていないと、なかなか続きません。
一人で考えていると、いつの間にかまた「私が我慢すればいい」「私がもっと頑張ればいい」に戻りやすいこともあります。
だからこそ、安心して整理できる場を持つことも、ひとつの選択肢です。
無理に強くなるのではなく、その人の体、暮らし、仕事、人間関係に合う整え方を見つけていく。
だるさをきっかけに、自分の生活の土台を見直していくこともできるのです。
Q. 夏バテになる前に、今日からできることはありますか?
まずは、大きなことを変えようとしなくても大丈夫です。
今日からできることを、ひとつだけ選んでみましょう。
たとえば、
- 朝、カーテンを開けて光を入れる
- 冷たい飲み物を少し控えめにする
- 夜のスマホ時間を少し短くする
- 夕方以降の予定を詰め込みすぎない
- 寝る前に「今日はここまで」と区切る
小さなことで構いません。
夏前のだるさは、もっと頑張れという合図ではなく、少し整えてほしいというサインかもしれません。
体が重いときほど、何かを足すより、まず減らすこと。
急いで立て直すより、朝と夜の流れを少しやさしくすること。
その積み重ねが、夏本番を迎える前の土台づくりになります。
まとめ
夏バテになる前にだるさが出るのは、珍しいことではありません。
湿気や暑さ。
冷房による冷え。
眠りの浅さ。
食事や予定の変化。
日々の小さな無理。
そうしたものが重なって、体が早めにサインを出していることがあります。
まず整えたいのは、朝と夜の過ごし方です。
朝は、体に「今日が始まる」とやさしく伝えること。
夜は、体に「もう休んでいい」と伝えること。
だるさを責めるより、体の声を聞きながら、少しずつ生活の流れを整えていきたいですね。
だるさを感じるときは、体だけでなく、暮らし方や頑張り方の見直しが必要なこともあります。
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